NICU(新生児集中治療室)は早産や生まれつきの病気がある赤ちゃんを治療する場所です。NICUでは医師や看護師、たくさんのスタッフが関り赤ちゃんの命を守るために日々奮闘してくれています。
また、NICUに通う家族は様々な想いを抱えながらも赤ちゃんの育児を通して小さな命と向き合い成長を見守っています。
NICUで赤ちゃんはどう過ごすの
NICUでは赤ちゃんは生まれた時期や症状によって過ごし方が変わります。早産児は生まれた週数が早いほど赤ちゃんが受ける治療も多く体も弱いので、より母体と近い環境にするために私たちが思い浮かべるような閉鎖型の保育器で過ごします。
そして閉鎖型の保育器で過ごす赤ちゃんが成長してくると保育器も開放型へと移っていきます。また、出生週数が予定日に近い赤ちゃんも開放型の保育器で過ごすことが多いです。
この頃になると直接母乳をあげたり抱っこ、沐浴などママが赤ちゃんにできるお世話が増えてきて、ママたちも少し気持ちに余裕が生まれNICU卒業に向けて少しずつお家に帰る準備をしていきます。
肌着の準備と着せるタイミング
生まれたばかりの赤ちゃんはみんな裸です。NICUで過ごす赤ちゃんも同じです。閉鎖型の保育器はママのお腹の中と同じ環境を保っているので赤ちゃんは裸で小さな小さなオムツをしています。
保育器の中は温度と湿度が一定に保たれていますし外の菌から赤ちゃんを守っているため肌着は必要ありません。
では、肌着はどのタイミングで用意するの?
成長に伴い閉鎖型の保育器を卒業すると肌着が着られるようになります。ある日、面会に行くと赤ちゃんが肌着を着ていてビックリすることもあります。
看護師さんから肌着を用意していいですよと言われると肌着が着られるようになるくらい成長していることを実感し、いよいよNICUでの育児がスタートするわけです。楽しみですね~。
急に肌着の準備と言われても病院では予備や指定の肌着があるので慌てずゆっくり肌着を準備しても大丈夫です。出産後ママも体調が回復しないまま面会の日々が続いて大変ですからね。
それにNICUがある遠方の病院に通っているママもいますし、NICU家族は大忙しなんです。
NICUで着せている肌着は退院後にもまだまだ着ることができますので、せっかくですからゆっくりお気に入りの肌着を見つけてみるのもいいですね。
また、NICUの中は外部より暖かいため肌着一枚で過ごすことができます。赤ちゃんの手足が冷たい時はタオルやおくるみをそっと巻いてあげれば良いと思います。これで落ち着くのか、ほどんどの赤ちゃんがミノムシのように巻かれて口におしゃぶりをして寝ています(笑)この寝姿が本当に可愛いんですよね。
NICUで使う肌着の枚数
各NICUにもよりますが、1日最低3~5枚は必要だと思います。沐浴でお着替えをしますし、母乳も上手に飲めない時は肌着を濡らしてしまうことがあります。
それにお世話ができるようなったといってもまだまだNICUの中。NICUでは赤ちゃんの容態が急変することもあり、様々な検査や治療中に汚れることもありますのでこのくらいはあった方がいいと思います。
毎日面会に行かれるママは1日分でも大丈夫ですが、私の場合は、上の子がいて毎日病院に行けなかったので面会ごとに5~10枚は置いていました。
これでも面会が数日空くとお着替えが空っぽになっていることもしばしばありました。肌着がなくなって病院のヨレヨレの肌着を着て待ってる息子に切なさを感じてそっと持参した肌着に着替えさせていました。
ですので、いつ面会をお休みしても大丈夫なように多めに用意してあげてくださいね。あと、全ての肌着にしっかりと名前を書くのを忘れずにっ!
NICUに持ち込む肌着には、ママやお家の匂いがついているので赤ちゃんが落ち着くと思います。
また、自宅に持ち帰っても赤ちゃんが着た肌着には赤ちゃんの匂いがついているのでその匂いを感じることで母乳の出がよくなったり、赤ちゃんをそばに感じることで母性も育ちます。
肌着にわずかに感じる息子に今日は元気にしてるかなとか早く家に帰ってこないかなと幸せな想像をしたものです。NICUで赤ちゃんが着る肌着にはそんな大切な役割も担っています。
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ベビーストリアでは、低体重児をもつお母さんが、それぞれの不安や葛藤をひとりで抱え込まなくていいように、インスタグラムでお母さん同士の繋がりを大切にしています。
インスタグラムで赤ちゃんの様子を発信して、肌着を通してお母さん同士が赤ちゃんの成長を喜びあっています。小さな赤ちゃんを出産するとNICUでの過ごし方や赤ちゃんの成長で気になること、悩みは様々あります。子育ては簡単ではありません。お母さん同士が悩みや不安を共有することで不安な気持ちを癒せるような取り組みを目指しています。
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