低体重で生まれた赤ちゃんの大きさ
低体重で生まれた赤ちゃんの大きさは生まれた週数によって大きな差があります。いわゆる低出生体重児(未熟児)と呼ばれる赤ちゃんは2500g未満の赤ちゃんになります。日本の最小赤ちゃんで300g台で低出生体重児(未熟児)といっても体重に大きな差があります。また、低出生体重児または2500g以上で生まれても赤ちゃんの成長のスピードはそれぞれで、ぐんと大きくなる赤ちゃんもいればゆっくりな赤ちゃんもいます。早産で生まれた赤ちゃんはゆっくり成長していく傾向があります。
プリミーサイズ表記のベビー服
赤ちゃんのお洋服を探してみるとそのほとんどが新生児サイズの50cmからになっています。これは正期産の赤ちゃんの大きさが50cm前後であるからです。またNB(ニューボーン)と表記されているのも新生児サイズの意味です。
量販店では見かけることがあまりありませんが、低出生体重児(未熟児)用の肌着を取り扱っているお店では50cmより小さなサイズをプリミーサイズと表記しています。preemieとは早産児・未熟児の意味ですが、プリミーサイズという言葉についてはほとんど馴染みがないと思います。私は低体重の息子が生まれるまでプリミーサイズのベビー服があることを知りませんでした。また、ベビーストリアの商品にもプリミーサイズの表記をしていますが、どのくらいのサイズ感なのかかお問合せをいただくことがあることからも世の中には全くと言っていいほど浸透していないと感じています。
海外のベビー服メーカーではプリミーサイズの展開があります。日本製の物とはサイズ感が少し違うので購入には注意が必要です。そもそも赤ちゃんの時からスタイルが違うようで、、悲しいかな、海外の赤ちゃんたちはスマートで手足が長い(笑)
プリミーサイズは大きさにバラつきがある
プリミーサイズのベビー服は50cm以下のもになりますが、プリミーといってもサイズにバラつきがあります。それは赤ちゃんが肌着を着れるようになる大きさに違いがあるからです。プリミーサイズでも3000gほどの新生児サイズにより近いもの、1000gの赤ちゃんから着られるようなものから幅広くあり、それらを全てプリミーサイズと呼んでいます。肌着を着られるようになる明確な時期はないので、急にお洋服の準備をすることになり慌ててプリミーサイズを探すことになってしまいます。
ベビーストリアのプリミーサイズ
プリミーサイズのベビー服には50cm・3000g以下のものという以外明確が表示がないのでベビーストリアのプリミーサイズは45cm・1600g~としています。45cmは赤ちゃんの身長の目安ですよということです。身長はあまり関係ないんですけどね。
NICUで過ごす赤ちゃんは保育器を卒業し呼吸が安定してくる頃がだいたい1500g前後です。NICUは早産児だけではなく様々な理由で治療を受ける赤ちゃんが過ごす場所なので確実なものはないのですが、これは私が早産児をもつママたちにヒアリングをした数値になります。
そして、この頃に大体の赤ちゃんはお洋服を着るようになります。また、呼吸が安定している赤ちゃんは体重が1500g以下でもお洋服を着ています。ベビーストリアの肌着を着てくれた赤ちゃんの最小体重は1262g(肌着着用時体重)でした。
プリミーサイズのベビー服はいつまで着られるのか
ベビーストリアのプリミーサイズに関しては、3500g前後で着られなくなったと多数報告を受けたことから3500gをサイズアウトの体重としています。病院を退院してからも着用することができ新生児サイズへの準備がしやすいようにこのサイズにしています。そして赤ちゃんはだんだんと新生児サイズへと移行していくことになります。
NICUの卒業は順調にいけば予定日近くになります。体重の目安は病院にもよりますが2500g前後です。
低体重で生まれた赤ちゃんはプリミーサイズの肌着を1~4カ月以上、長い赤ちゃんでは10カ月ほど着ることもあります。プリミーサイズは特別なベビー服です。手元にいつまでも残しておくママも多いのではないでしょうか。赤ちゃんが頑張って命を繋いでくれた証でもあり、ママにとっては大切な思い出となりますので、あなたにとって彩あふれる思い出がつまった素晴らしいプリミーサイズのベビー服を選んでくださいね。
低出生体重児(未熟児)のための肌着屋オンラインショップ
実際に低出生体重児をもつ母親目線から生まれた小さな赤ちゃんにピッタリサイズの肌着屋です。ベビーストリアの肌着は、小さな赤ちゃんを出産したお母さんが不安や悲しみを抱えるのではなく、赤ちゃんが成長していく過程「今」を楽しみながら親子の絆を育む肌着です。
インスタグラムで小さな赤ちゃんとママを応援しています
お母さん同士の繋がりを大切にしたい。
ベビーストリアでは、低体重児をもつお母さんが、それぞれの不安や葛藤をひとりで抱え込まなくていいように、インスタグラムでお母さん同士の繋がりを大切にしています。インスタグラムで赤ちゃんの様子を発信して、肌着を通してお母さん同士が赤ちゃんの成長を喜びあっています。小さな赤ちゃんを出産するとNICUでの過ごし方や赤ちゃんの成長で気になること、悩みは様々あります。子育ては簡単ではありません。お母さん同士が悩みや不安を共有することで不安な気持ちを癒せるような取り組みを目指しています。
この投稿をInstagramで見る