RSウイルス流行!早産で生まれた赤ちゃんは重症化のリスク

RSウイルス感染症とは

 

今年もRSウイルスの流行しているようですね。昨年は流行したと聞かなかったような気がしますがどうなんだろう。コロナの影響か単純に私の確認不足か。

RSウイルスは秋頃から冬場にかけて流行するウイルスかと思っていましたが、7月の梅雨も明けない時期からの流行もあるんですね。今年は例年に比べて世界的にも増加しているそうです。

 

たしかにインスタグラムで繋がっているお客様にもお熱の子たちが増えているように感じます。。

 

低出生体重児(未熟児)赤ちゃんの病気について

 

そこで今回はRSウイルスについて記事にしていきます。

 

RSウイルスとは、小さな赤ちゃんが感染する病気のイメージがありますよね。やはりほとんどの人が2歳までの幼児期にほぼ100%の子どもが感染している感染症なんだそうです。

また、年齢が上がるほどに症状は軽くすむ傾向にあります。ってことは大人も感染するし繰り返し感染するってことですよね。成人の場合は、ほとんど風邪程度で済むようです。

 

RSウイルスの症状と予防

 

呼吸器の感染症で軽い風邪の症状から思い肺炎まで様々です。まず、発熱や鼻水、咳が数日つづきます。ほとんどの場合は軽症で回復します。しかし、初めて感染発症した場合は症状が重くなりやすいようです。

 

症状が重くなると咳が酷くなったり喘鳴(呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーなどの音がすること)、呼吸困難などの症状が現れることがあります。その場合、10人に1人の割合で入院が必要になり、乳幼児において入院治療を要する最も頻度の高い疾患の1つだそうです。

 

‥意外と多いな。でもほとんどが風邪のような軽症で済むんだよね。生後数カ月までの小さな赤ちゃんがいるお家はRSウイルスに気を付けるように言われますがその時期に感染すると気管支炎や肺炎を引き起こすなど重症化しやすいんですね。

 

感染経路は飛沫感染と接触感染なので予防には、人混みを避けたりマスクや手洗い、消毒をするのが有効ですが、上の子がいたり赤ちゃん自身が保育園などに通ってると一発でもらってしまいます。RSウイルスは感染力が強いので免疫ができてないと何度もかかるという厄介なもの。

 

また、RSウイルスの検査は通院の場合は1歳を超えると保険適用外になってしまいますので注意です。入院するくらいになると検査してくれますが、基本的に治療薬がないから検査をする意味がないということなんでしょうね。

 

保育園などで診断書を要求されることもあると聞きますので費用について事前に病院に確認をとったほうがいいです。(病院によって金額変わります)

 

結局、有効な治療薬もないので対処療法しかできないんですよね。苦しんでいる子どもをみるのは本当に辛い。。咳が苦しくて眠れない、ゼーゼーしたらかかりつけ医に診てもらいましょう。

 

また家族間で移し合いをしてなかなか完治しないこともあります。うちは1~2ヶ月くらい発熱、鼻水、咳を繰り返していました。在宅酸素もしていたので大変です。

 

早産で生まれた末っ子はRSウイルスに感染すると中耳炎にもなってしまい2、3日置きに耳鼻科に通院していました。中耳炎もRSウイルスにみられる症状ですのでお耳のチェックもして下さいね。

 

結果的に重症化はしませんでしたが、特にRSウイルスの流行時期には早産で生まれた末っ子を人の多いところに連れ出さないように指導されていました。

 

 

早産で生まれた赤ちゃんは重症化リスクが高い

 

生後3ヶ月以内の月齢が低い赤ちゃんの他にも早産などで生まれた低出生体重児(未熟児)、心臓や肺の病気や染色体異常など生まれつきの病気をもつ赤ちゃんは重症化するリスクがあるのでRSウイルス感染症には特に注意が必要です。

 

リスクが高い赤ちゃんには、重症化を防ぐためにシナジスが乳幼児医療費支援制度によって保険適用で接種できます。ただし保護者の所得によっては、助成されないこともあります。

 

シナジスは、重症化を抑制するためのものでワクチンではないので効果は1カ月です。この時期の予防接種は多くてスケジュールが大変ですが、シナジスは他の予防接種と同時接種ができますので対象の赤ちゃんは忘れずに月に1回接種しましょう。フルカウントだと合計8回打つことになるのかな。

 

シナジスの適応について

 

①早産児

 

  •  在胎期間28週以下(28週6日まで)で、RSウイルス流行開始時に12カ月齢以下
  •  在胎期間29週~35週(35週6日まで)で、RSウイルス流行開始時に6カ月齢以下

 

②24カ月齢以下の血行動態に異常がある先天性疾患をもつ児

 

③24カ月齢以下の免疫不全を伴う児

 

④24カ月齢以下のダウン症候群の児

 

気になるシナジスの副作用には、発熱、注射部位の腫れ、痛み、神経過敏症がみられるようです。

 

▼副作用について詳しくはコチラにありましたのでご覧ください

 

シナジスの接種可能な小児クリニックでは、RSウイルスが夏に流行していることに伴い6月、7月から接種期間を設けているところも多くあります。また、シナジスは高額ですので自己負担の接種を受け付けていないところもありました。自己負担だと1回10万円くらいになるとか。

 

NICUで過ごした対象の赤ちゃんは退院時に病院からシナジスについて説明を受けると思いますので退院後にかかりつけ医に相談して下さいね。

 

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[ RSウイルス流行!早産で生まれた赤ちゃんは重症化のリスク ]小さな赤ちゃんの子育て2021/07/10 10:09