今は低出生体重児と呼ばれている。低出生体重児と未熟児の違い
私は息子を出産するまで低出生体重児という言葉すら知りませんでした。どちらかというと未熟児と言われた方が想像がつくくらいです。今は当たり前に使っていることでも、当時、息子を出産してから初めて聞く言葉がたくさんあったので些細なことでもまとめてみようと思います。
未熟児とは以前は2500g未満で産まれた赤ちゃんは体の機能が未熟であることから、総じて未熟児と呼ばれていたようですが、今は正期産でも出生体重が2500g未満の赤ちゃんが少なくないので、線引きするために37週未満で2500gに満たない赤ちゃんを医療用語で低出生体重児と呼んでいるようです。要はどのくらいお腹の中にいたのかが重要だということですね。そういえば、以前に同じ低体重で産まれた赤ちゃんでも一人の赤ちゃんは37週未満のためNICUで治療が必要だったのに対し、もう一人の赤ちゃんは正期産で経過観察で済んだという話を聞いたことがあり、同じ体重だったのに不思議に思ったことがありました。
低体重で産まれた赤ちゃんはどうなるの
低出生体重児の赤ちゃんは、産まれた時の体重で3つに分類されています。
*低出生体重児…2500g未満の赤ちゃん
*極低出生体重児…1500g未満の赤ちゃん
*超低出生体重児…1000g未満の赤ちゃん
在胎週数が少ないため機能が未熟なまま産まれてくる赤ちゃんは適切な治療が行われ保育器に入りNICU(新生児集中治療室)に入院します。
小さな赤ちゃんには保育器がとても重要で、低体重の赤ちゃんは体温を調節する機能がまだ十分発達しておらず、皮下脂肪も少ないので、自分で体温を一定に保つことができません。体力消耗や病気にかからないようにするために温度が36~36.5℃になるように、常に温度や湿度が保たれています。また、免疫機能も弱いので、保育器がさまざまな細菌から守ってくれています。まるでお母さんのお腹の中の様ですね。保育器の中は赤ちゃんが安心できるように柔らかいクッションのようなものがつめられており、その中に包み込むように寝ています。本来は子宮の中で成長する時期なので、保育器の中でもなるべくその環境に近い状態を作っているようです。ただ寝ているだけかと思われる保育器は実はとても大切なベッドだったんですね。
こんな事も息子を出産するまで全く知らなかったのです。まさか自分が低出生体重児を出産するなんて思ってもいませんので、NICUは未知の世界でした。息子が入院して、こういった事から全て説明してもらい、初めて知ることができました。
私もそうでしたが、NICUを卒業した後は当たり前に使っている言葉でも産後すぐの時にはわからないこともあると思いますので、他にも当時いろいろと調べて些細なことでも疑問に思ったことをご紹介していければと思っています。
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