低出生体重児(未熟児)で生まれた息子の備忘録
数年前に23週 445gの早産で息子を出産した時に不安に駆られたくさんのサイトを検索しました。
情報が少ないない中でコニュミティに参加し、同じ子を持つ親御さんのアドバイスをもらいとても励まされました。
現在も子育て真っ最中なので、節目節目で迷ったり悩んだり不安になったりしますが、子育てで得た経験や先輩ママさんたちから頂いたアドバイスなどを忘れないように備忘録として残します。
そして今、赤ちゃんを心配し子育ての不安を抱えているあなたの手助けになればうれしいです。
発達障害で支援教室に通い始めて
市の発達支援室は幼稚園・保育園にスムーズに入れるための準備練習という感じで少人数の集団クラスで行われています。通われているお子さんは言葉の発達の遅れや多動など様々です。個別に課題をこなすことはなく朝の会から帰りの会までみんなで同じ課題(ちょっとした工作・歌・リトミックなど)に取り組み過ごします。うちは言葉の発達が気になっていましたが特に最後まで個別指導はありませんでした。ここでの活動はとてもゆっくりで、こだわりや癇癪がありルーティーンが好きな息子にとってはとても大好きな場所となり、同じ年齢の子と遊べる息子を初めて見れました。私にとってもここでのママさんたちとの出会いは大きかった。発達障害の子はなかなか他の子とうまく遊ぶことができず、好きなことに集中してしまい一人遊びに夢中になってしまったり、お友達を叩いたり噛んでしまうというトラブルを抱えてしまいがちでなかなか公共の場で遊ばせるのが難しいのかなと思います。うちの子も同じ年齢の子とは遊べなくていつもひとりぼっちでした。発達支援室に通わせてからはやっと同じ悩みを持つママさんたちに出会えて息子もやっと安心して遊べる場所を手に入れることができました。お友達とのトラブルや騒音苦情で引っ越しをしなければならないなど、みんな悩みは様々で、どこにも行けずずっと一人きりで子育てをしていて辛く投げ出したくなる気持ちも共有できて週1回の教室でしたが休まずに2年間通い続けることができました。あるママさんとはNICUに入院していた時には気づかなかったけど、同じNICUで同じ時期に一緒だったと後から知って驚きました(笑)本当に入院中は自分の子供に夢中で周りを気にする余裕がなかったんだなと改めて感じました。
3年保育か2年保育か
発達支援教室も1年が終わり、入園をどうするか考える時期になりました。ここでも3年保育か2年保育にするか悩みました。また、幼稚園か仕事をしながら保育園か…このお店も立ち上げの時期だし。
言葉の発達に関してはいろいろなアドバイスを聞き、やれる範囲で実践してきました。ゆっくり話す・物事に関連付けて言葉を繰り返す。とてもとてもゆっくりだけど成長していたと思います。年齢が早くに園などの集団に入れたほうが発達も早まるのかもしれない。でもまだ自信がなかった。たださえ小さくイジメられてしまうんじゃないか、生活についていけないんじゃなか、散歩だってみんなと一緒に行けるのか、息子の園生活のイメージがつきませんでした。散々悩んで悩んで、もう1年だけ発達支援室にお願いすることにしました。1年目は気分によってプログラムに参加したりしなかったりしましたが2年目は率先してプログラムに参加できるようになりました。だいぶ癇癪も落ち着いた気がします。2年保育にしたことは正解だったのか今でも悩むことがありますが、息子の大切な居場所があることはその時の息子にとって何よりも優先すべきことだったんだと信じています。
発達の遅れはあるんだと思う
出生週数が早ければ早いほどやっぱり言葉や運動、活動面など大小の発達の遅れはあるのかなと思います。でもそれは少しずつだけどきっと追いつく時が来ると思います。これも頭の中では分かっているつもりでもやっぱり心配はしてしまうんです。それでもいいんじゃないかな。障がいがある・なしに関わらず親は子供の心配はするものだし、そう思うことで改善策が見つけられることもありますから。偉そうなことは言えないし私はまだまだ未熟な母さんだからこれからも誰かと比較して落ち込んだり悲観したりもするだろうし、できた事はたくさん褒めてあげたい。そうやって一喜一憂しながらこれからも息子と共に成長していくんだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。細かいところはだいぶ端折ってしまいましたが、また少しづつお話していこうと思います。
あなたとあなたの赤ちゃんが笑顔でありますように!
前回のお話はコチラ↓
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インスタグラムで小さな赤ちゃんとママを応援しています
お母さん同士の繋がりを大切にしたい。
ベビーストリアでは、低体重児をもつお母さんが、それぞれの不安や葛藤をひとりで抱え込まなくていいように、インスタグラムでお母さん同士の繋がりを大切にしています。インスタグラムで赤ちゃんの様子を発信して、肌着を通してお母さん同士が赤ちゃんの成長を喜びあっています。小さな赤ちゃんを出産するとNICUでの過ごし方や赤ちゃんの成長で気になること、悩みは様々あります。子育ては簡単ではありません。お母さん同士が悩みや不安を共有することで不安な気持ちを癒せるような取り組みを目指しています。
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