低出生体重児の未熟児網膜症について

低出生体重児(未熟児)で生まれた息子の備忘録

数年前に23週 445gの早産で息子を出産した時に不安に駆られたくさんのサイトを検索しました。

情報が少ないない中でコニュミティに参加し、同じ子を持つ親御さんのアドバイスをもらいとても励まされました。

現在も子育て真っ最中なので、節目節目で迷ったり悩んだり不安になったりしますが、子育てで得た経験や先輩ママたちから頂いたアドバイスなどを忘れないように備忘録として残します。

そして今、赤ちゃんを心配し子育ての不安を抱えているあなたの手助けになればうれしいです。

▼参考記事

私は超低出生体重児(超未熟児)の母親

小さな肌着とベビーストリアの想い

 

未熟児網膜症とは

 

赤ちゃんの網膜の血管はお母さんのお腹の中でゆっくり視神経から眼底周辺部に達し36週頃に完成します。

予定よりも早く産まれた場合は、網膜の血管が途中までしか伸びず、血管の伸びが止まったり眼の異常な部位に枝分かれしたり、血管の未熟により異常な発達をすることを未熟児網膜症といいます。

在胎週数・出生体重が少ないほど網膜血管が未熟なので発症率が高く、在胎週数34週未満、出生体重が1800g未満の低出生体重児に起こり易く、28週未満の発症率は100%に近くなると言われています。

体重の少ない赤ちゃんの救命率が上がる一方で重症網膜症が多くみられるようになり重篤なケースでは失明や、内斜視、弱視、緑内障、白内障などの眼疾患につながることもあるそうです。

未熟児網膜症の治療の中でレーザー治療が最も効果的な結果を示していて、治療が必要な場合はレーザー治療が広く用いられています。

レーザーの他にも治療の種類があります。

  • 酸素療法
  • 凍結療法
  • 抗VEGF
  • 生物製剤
  • (例:ベバシズマブ、ラニビズマブ)

 

レーザー光凝固療法に対するラニビズマブ(ベバシズマブと同じ親マウス抗体から作られた抗体)のという新薬の比較試験が行われていたそうですが他の抗VEGF薬と共に副作用などの詳細については私にはわかりません。

ラニビズマブを硝子体内注射することで目の血管を伸ばすことが期待されているようです。詳細がわかりましたら追記します。

レーザー治療は、目にレーザーを照射し異常に伸びている血管を焼きます。治療というよりも予防することによって網膜剥離を引き起こさないようにします。未熟児網膜症の治療の中でレーザー治療が最も効果的な結果を示しているそうです。

レーザー治療だと良い細胞も焼き切るのでそれ以上血管が育つことがなく、視力に影響を及ぼすことも少なくないです。ラニビズマブ注射の方はこの辺のデメリットにも対応しているのかもしれませんね。

低出生体重児(未熟児)を出産

 

高濃度酸素と未熟児網膜症の関係

 

低体重で産まれた赤ちゃんは自発呼吸ができず、その小さな命を救うために人工呼吸器を挿管し、外したあとも酸素マスクを長い期間つけていることも多いです。そのため高濃度酸素で血管が収縮し閉塞してしまいます。

一昔前は未熟児網膜症によって失明してしまう赤ちゃんが多かったようですが、その後適切な酸素管理によって減少しました。そのため長期の高濃度酸素投与も未熟児網膜症の原因のひとつと考えられているそうです。

息子は呼吸が上手くできずになかなか人工呼吸を抜管できませんでした。未熟児網膜症については医師から説明を受けていたので毎日の面会では酸素量を確認して一喜一憂していました。うちの息子はすぐに呼吸を忘れてしまうみたいでいつも高めでした。

 

もうしばらく未熟児網膜症について続きます。当時いろいろと調べたり先生にしつこく聞きまくりメモを取った中で記載しています。ちょっと記憶が曖昧な部分もありますが追々修正していきます。

続きはこちら↓

 

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[ 低出生体重児の未熟児網膜症について ]小さな赤ちゃんの子育て2018/03/14 11:48